デザイナー出身PdMが挑む、10→100フェーズのプロダクトと組織づくり
Interview

2024年10月、Studioは事業拡大に向けたリブランディングを実施しました。
さらなるグロースに向けて、Webサイト制作において必要な「デザインエディタ」「CMS」「ダッシュボード」などの改善・新機能開発が加速しています。
今回ご紹介するのは、『Studio』にてPdMを担当するYagiさんです。これまでスタートアップや上場会社など複数の企業でtoC / toBのプロダクトデザインに関わってきた中で、なぜStudioへのジョインを決めたのか。
プロダクトに対して強いこだわりがある組織ならではの魅力と、物事を前に進める上での難しさ、成長フェーズならではの組織づくりについて語ってもらいました。
- キャリア後半に目指した、プロダクトに集中できる環境
- ── まずは、これまでのキャリアについて教えてください。
- ── ぜひ時系列で詳しく教えてください。
- ── 次は規模の大きな会社でのデザイン経験でしたね。
- ── その後、Studioに入社したのはどのような経緯からですか?
- さらなるグロースに向け、プロダクト強化を加速
- ── Yagiさんが担当している業務について教えてください。
- ── 仕事のやりがい、醍醐味も感じられそうですね。
- 合意形成ではなく「意思決定」に必要な素材を提供
- ── プロダクトに対するこだわりは、特にどこで感じられますか?
- ── Studioの強みともいえる「こだわりの強さ」ですが、実際に一緒に働くメンバーの採用においてどういった点を見ていますか?
- 「10→100フェーズ」の企業経験を、Studioに活かす
- ── プロダクトの成長に合わせて組織も拡大したとき、今後必要になるのはどのような人材だとYagiさんは考えますか?
- ── これまでの経験から、ある程度の見通しは立てられると。
- ── これから入社するメンバーに向けて、最後にメッセージをお願いできますか?
キャリア後半に目指した、プロダクトに集中できる環境
── まずは、これまでのキャリアについて教えてください。
複数のスタートアップや上場企業にて、toC / toBを問わずデザインに関わってきましたが、大きく3つの段階に分けて経歴を説明できると思っています。
まず、スタートアップの立ち上げがファーストキャリアでした。その後、複数のスタートアップでプロダクトデザインを経験するまでが第一段階です。次に規模の大きな企業でプロダクトデザインを経験した第二段階。そして、再度スタートアップとしてプロダクト開発をする環境にコミットしたのが第三段階となります。
── ぜひ時系列で詳しく教えてください。
大学院に通っていた頃にWebサイト制作の受託制作を始めて、友人と会社を設立したのが最初のキャリアです。
その後、デザイナーとして2社のスタートアップを経験したのですが、この頃は会社から求められることに対して自分の価値が発揮できるかどうかが大切だったので、キャリアについては深く考える時期ではありませんでした。
── 次は規模の大きな会社でのデザイン経験でしたね。
2017年頃、また友人たちと新しい会社を立ち上げたのですが、スタートアップというよりは “その時っぽいこと” を楽しんで仕事をしていました。その延長線で自分たちの会社と平行し、フルタイムの正社員として働く道を選びました。
以前一緒に仕事をした友人からの声掛けで、当時Ad TechからD2C事業を本格的に始めたばかりの会社です。デジタルプロダクトのデザインだけではなく、アパレルやパッケージなどデザインと名のつくものを多岐に経験させていただきました。
当時は上場前のフェーズで、グローバルで600名近いメンバーが働いていたにもかかわらず、デザイナーは私を含めて2名という状況でした。上場直前期の会社であり、かつ組織の仕組みができあがっているであろう会社で実績を積みたいと考え、2021年6月に転職した先がNewsPicks(現ユーザベース)です。
ユーザベースではMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の大切さを痛感しました。1,000名を超える規模の上場会社で働くこと自体が初めてだったので、デザインだけでなく、経営やマネジメントの視点からも多くのことを学ばせていただきました。そこからプロダクトだけでなく、組織、事業、プロダクト開発の3軸を近い距離で感じられるスタートアップに戻ることにしました。
第一段階目と比較して大きく異なるのは、さまざまなフェーズや事業ドメインが異なる会社での経験を積み、デザイナーという職種からさらに事業とプロダクトに深く入っていくプロダクトマネジメント職にジョブチェンジをした点です。
── その後、Studioに入社したのはどのような経緯からですか?
私はもともとWebサイトをつくることが多く、『Studio』自体を一ユーザーとして使う機会も多かったため、スカウトメールをいただいた際に自分自身が使うプロダクトに関わることに興味を持ちました。
本格的に選考を受けようと考えたのは、カジュアル面談を通じてプロダクトに対する熱量、こだわりの強さを感じられたからです。、自らの知識や経験を活かし、価値を発揮できると思えたことが決め手となり、2024年4月に入社することとなりました。

さらなるグロースに向け、プロダクト強化を加速
── Yagiさんが担当している業務について教えてください。
現在は、制作効率向上のための機能開発プロジェクトと、CMS機能を強化するためのプロジェクトでPdMをしています。それぞれ3~4名のスモールチームのため、PdMだけでなくエンジニアと一緒に仕様や体験を考え開発することも役割の1つとして担っています。
PdMの仕事で意識しているのは、今のチームや機能群においては体験と仕様のシンプルさを意識しています。コアな体感は何か、この変更が「使われるものになる」にはどういったシンプルさが必要なのか。ユーザーがつくりたいと思うものをいかに迷わず実現できるか、それを日々考え機能開発しています。
── 仕事のやりがい、醍醐味も感じられそうですね。
『Studio』は国内において初期のPMFが終わり、さらにグロースさせていくタイミングに入っています。まだまだ実現したい世界に対して機能も不足していますし、体験ももっと磨いていける。そう考えると、今しか経験できないような面白いフェーズにいると感じています。
とにかく重要なのは「体験へのこだわり」だと思っています。プラットフォームとして解決し得る課題も、課題の解消を刹那的に行うのではなく、使っていて可能性を感じるプロダクトになるため今以上に磨いていきたいと考えています。
合意形成ではなく「意思決定」に必要な素材を提供
── プロダクトに対するこだわりは、特にどこで感じられますか?
まず、メンバーの多くが『Studio』だけでなく、デザイン全般のサービスに対して感度がとても高いと感じています。そういったサービスを日々自分たち自身で触りながら、使いごこちに対して非常に高いリテラシーを持っています。その上で、それらを活かしつつ、Studio内での体験設計も細部まで考え抜かれている。そういった点から、強いこだわりを持っている組織だなと感じています。
── Studioの強みともいえる「こだわりの強さ」ですが、実際に一緒に働くメンバーの採用においてどういった点を見ていますか?
今私が担当している採用対象職種はプロダクトデザイナーとPdMですが、職種に限らずその人のこだわりをぶつけ合えるかどうかは注意深く見ています。
Studioは日本でもまだ成功例の少ないPLG(Product-Led Growth)と呼ばれる戦略を選んでいることもあり、「正解」がないと思っているんですね。だからこそ、落としどころを目指した合意形成ではなく、最終的に誰かが意思決定をして動かす、前に進めることが重要です。
それを経営陣にすべて任せるのではなく、時にはメンバーの立場からも方向を示すことも重要だと思っています。それぞれの専門性を掛け合わせることでプロダクトの成功確度を上げていくこと。そのために「専門性を持ったこだわり」が大事です。
デザイナーであればUIの可能性を最大限模索する必要がありますし、エンジニアなら実装面で意見をすることができます。そして、Studioのエンジニアの素敵なところはUIや体験にもガンガン意見をくれるところです。
私自身はPdMとして、さまざまな仕様や変数がある中で、最終的に意思決定をしなければいけません。その時に重要なのは、誰かの意見に流されたり乗っかったりするのではなく、色々な材料がある中で「決定」することです。もちろんそこには責任も伴います。
Studioは一人ひとりがこだわりの強い組織ですし、ボードメンバーもまたデザイナー出身ということもあり、プロダクトの質や体験に対する徹底ぶりは相当なものです。だからこそ、合意形成ではなく、プロダクト愛を含めた熱量の高さによる意見出し、ディスカッションをできるメンバーが必要になるのではと思っています。

「10→100フェーズ」の企業経験を、Studioに活かす
── プロダクトの成長に合わせて組織も拡大したとき、今後必要になるのはどのような人材だとYagiさんは考えますか?
Studioの開発メンバーはプロダクトをつくることが好きな人たちが集まっている会社です。こだわりの強さを発揮することで、さらにマーケットを広げていくことが可能だと思います。一方でそれをまとめ上げたり、仕組み化したり、チーム・組織をつくり上げたりするところは、また別のスキルだと感じています。
Studioはボードメンバーを含め、10→100フェーズを経験したメンバーが少ないのが現状。今後、プロダクトや組織の拡張を推進していくためには若い才能も引き続き必要になりますが、我々よりも先に進んだステージのプロダクトや組織で研鑽を積んだシニアレベルの人材も全方位のポジションで必要です。
ボードメンバーではなくとも「問い」は立てられると思っているので、将来的に起こり得る組織的な課題を中長期の視点で見据え、先のほうへボールを投げていく。簡単なことではないと思いますし、今すぐに実現できるものではなかったとしても、取り組む価値はあるはずです。
── これまでの経験から、ある程度の見通しは立てられると。
色々なフェーズの企業を経験してきたので、自分自身の肌感覚として「あ、ここは気をつけないといけないな」と思うことはあります。ただ、失敗というのは、実際に失敗してみないとわからないことも多いですし、失敗はそのままにしておくから失敗になる。的な言葉もある通り、次に活かせれば十分意味のあることだと思っています。
複数のことを同時に考えながら、アクセルを踏むべきタイミングで加速できるように準備を進める。それもまた、色々な企業規模を経験してきたメンバーならではの知見、貢献方法だと思います。
そういったところでもボードメンバーが中長期に目を向けられるよう、足元の課題をカバーしチームとして成長していくことが大事だと思っています。
── これから入社するメンバーに向けて、最後にメッセージをお願いできますか?
今ある課題に向き合うことに加え、自ら課題を探し出して、先回りして解決できるメンバーだと一層Studioにマッチするのではないでしょうか。ただ課題を解くだけでなく「もっといい体験はないのか」を探していけるような柔軟さを持ちながら一緒に前へ進む。そんな方が今は活躍いただける場面が多いと思います。
あとは、とにかくプロダクトに魂を込めて進化させていくこと。それを楽しめる人であれば、きっとStudioで有意義な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

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