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教師からフロントエンドエンジニアへ、プロダクトに惚れ込んだ開発者の現在地

Interview

カバー画像、People at Studioのテキストと、チェアに腰掛けるKamiyamaさん。

ノーコードWeb制作プラットフォームStudioの開発において、フロントエンドエンジニアは重要な存在です。ユーザーが直感的に操作でき、表現力豊かな画面を実現するためには、フロントエンドの高い技術が欠かせないのです。

今回のメンバーインタビューでは、主に法人向けプラン「Enterprise」の機能開発に携わるフロントエンドエンジニアのkamiyamaさんにインタビュー。かつて小学校・中学校の教師をしていたという異色の経歴の彼は、なぜエンジニアに転身し、Studio株式会社に入社したのでしょうか。

“ずっとこれをやっていくのか”から始まった転職への一歩

── kamiyamaさんは小学校・中学校の教師からキャリアをスタートしたと伺っています。その頃の話からまずはお聞きできますか?

事の発端は大学入学より前にさかのぼるんですけれど、かつて私は建築業界を志していました。幼い頃から、何かを作ることが好きだったんですね。

金銭的な事情で、地元にある国立大学の建築科に入ろうと考えましたが、残念ながら学力が足りなくて。でも、教育学部の技術科であればものづくりの技術が学べるかもしれないですし、あわよくば途中で転籍もできるので、教育学部に入りました。学んでいるうちに面白くなってきて、そのまま教師になったという流れです。

教師時代は、小学校と中学校の両方を経験しました。すごく責任がありますし、一人ひとりの人生に影響するような仕事。子どもたちの成長を感じられると、やりがいもありました。ただ、徐々に「長く続けるのは厳しいかもしれない」と思うようになりました。

いろいろなことが積み重なって退職を考えましたが、直接的なきっかけは中学校で部活動を受け持ったことです。当時、勤め先の方針で土日も部活動を指導することが求められており、生徒たちを週末も見るようになりました。その状況が続く中で、「ずっとこれを続けていくのか」という思いが強まり、次第に疲弊してしまいました。この先、何十年も続けられるビジョンが見えなかったこともあり、もっと別の世界を知りたいという気持ちが芽生え、転職を決意しました。

写真。PCを開き、笑顔でインタビューに答えるkamiyamaさん。前屈みでソファに腰掛けている。

さまざまな仕事を調べたところ、ものづくりが好きだったことや昔からインターネットによく触れていたこと、趣味でやっていたバンドのサイト制作の経験などから、Webデザイナーが良さそうだと思いました。そこで独学で勉強しつつ民間のスクールに通った後、Webデザイナー兼コーダーとしてこの業界に入ったんです。1社目は自社サイトの運営をする会社で、サービスのコンテンツ作りを担当しました。

その会社で経験を積んだ後、2社目は受託制作をする会社でクライアントのWebサイトをひたすら作っていましたね。そして、もともとWebデザイナーとしてキャリアを始めましたが、徐々にフロントエンドのコーディングのほうに魅力を感じるようになりました。

デザインは多様な解決策があり、時と場合に応じて最適解が変化します。一方でコーディングは論理的な思考プロセスを経て、具体的な成果物として形になっていく。そこに面白さがあって、そのときからフロントエンドエンジニアとしてキャリアを歩むことに決めました。

自分自身も利用していたからこそStudioの良さがわかる

── Studioへの転職をしたのは、どのような経緯からですか?

1社目と2社目は担当する案件をほぼ1人でコーディングしていたんですね。もっとエンジニアがたくさんいて、チームで働けるような会社に移りたいというのが転職のモチベーションでした。そして、知り合いの知り合いに当時Studioで働いていた人がいるんですが、その人からカジュアル面談のお誘いを受けました。

実は、転職活動を行う前に、仕事でStudioを使う機会があったんですよ。ノーコードでWebサイト構築ができるすごさを実感していたので、こんなすごいプロダクトの開発に、ぜひ関わってみたいと思っていました。

──採用面接のなかで、印象的だったことはありますか?

Studioはグローバルでの事業展開に挑戦しているという話を聞いて、やりがいの大きさを実感しました。それから、自分自身がこれまで経験してきた「Webサイトをデザインして、コーディングして、クライアントに納品する」というプロセスが、Studioを使うことですべて楽になるという話もありました。デザインのスキルがない人であってもデザイン性に優れたWebサイトを作れ、コードを書かなくてもWebサイトを構築・運用できる、優れたプロダクトなんです。

入社後は、法人向けプラン「Enterprise」のフロントエンド開発を担当しています。この会社に入って実感するのは、尊敬できる人が非常に多いということ。みんな、高みを目指して日々勉強している人たちばかりなので、刺激を受けます。それから、職種を問わずメンバーは全員フラットであるというスタンスの会社なので、働きやすいです。

写真。手元に抱えたPCに目線を落としている様子。

プロジェクトを通じてスキルを磨き、世の中に価値を届ける

──これまで担当したプロジェクトの事例について話してもらえますか?

自分自身のスキルの大幅な向上につながった事例として、Studioに多数存在していたバグの修正が挙げられます。入社したての頃に複数のエンジニアで断続的に行ったプロジェクトです。まだ、Studioのコードをあまり理解できていない状態だったんですが、先輩のエンジニアとペアプログラミングをしながら作業を進めていきました。

先輩にいろいろと教えてもらえたおかげで、たくさんのバグを修正することができました。これが良い例ですが、Studioの開発組織には、新しく入ってきた人がなるべく早期に情報をキャッチアップできるように並走するとか、持っている知識をみんなで共有するといった文化が強いです。

他の事例としては、Font Awesomeの最新版であるバージョン6のアイコンに対応したことです。これは昨年に取り組みましたが、Studioのユーザーコミュニティである「Studio Community Japan」で挙がっていた要望に応えたものです。

対応前にStudioが使っていたFont Awesomeのバージョンは4でしたが、そのバージョンをしばらくの間は使い続けるユーザーもいます。そこで、いきなりバージョン6だけを使用可能にするのではなく、一定期間はバージョン4とバージョン6がどちらも使用できるような設計にして、プロジェクトを進めていきました。

この機能はユーザーからの評判も良くて、対応して本当に良かったですね。この対応は自発的に「私がこれを担当したいです」と立候補して、プロジェクトを推進したものでした。Studioの開発組織にはメンバーの自主性を重視する文化があって、このプロジェクトについてもほぼ任せてもらって、自由に仕事を進めることができました。

スクリーンショット。Studio Community JapanのFeed画面。

──スキルの高いメンバーたちが、大きな裁量のもとに能動的にプロジェクトを進めていく。Studioの開発組織の特徴ですし、優れている点ですよね。他にも取り組んだ施策はありますか?

社内には、有志が集まって構成しているアクセシビリティ委員会という組織があります。WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)と呼ばれる、ウェブアクセシビリティに関する世界的な基準にもなっているガイドラインに準拠できるように「Studio」を改善する組織で、私も参加しています。アクセシビリティの専門家を業務委託として招いており、その方と相談しながら施策に取り組んでいます。

具体的な改善の事例としては、記事一覧のページで[もっと見る]ボタンが設置されていることがありますよね。StudioでもCMSでこの機能を提供しているんですが、視覚障害や認知障害を持つユーザーにとって、コンテンツが追加されたことがわからなければ、非常に使い勝手の悪いWebサイトになってしまいます。

そこで、[もっと見る]ボタンを押した際にユーザーに対してコンテンツが追加されたことをスクリーンリーダーを通して通知できるような機能を実装しました。社内には、プロダクトのユーザビリティを高めることへの関心の高いメンバーが、とても多いですね。

プロダクトへの情熱を持った人と一緒に働きたい

──今後の目標はありますか?

法人向けプラン「Enterprise」をさらに便利にしていき、一般的なWebサイトにあって当たり前の機能は、すべて実装したいです。それから先輩のエンジニアたちのように、フロントエンドからバックエンド、インフラなど幅広い領域を理解したエンジニアになりたいと思っています。

たとえば、現在は他のエンジニアがパフォーマンスチューニングなどの作業を担当しています。Webサイトの利便性を高めるためにパフォーマンスはかなり重要なので、知識を学びながら、できるところから自分も意識してやっていきたいと考えています。

写真。顎に手を当て、質問に笑顔で応じるKamiyamaさん。

──このインタビュー記事を、Studioへの入社を検討している方も読むでしょうが、kamiyamaさんはどのようなタイプの人と一緒に働きたいですか?

一番は、プロダクト愛があるというか、Studioが好きな人であってほしいですね。私がそうだったように、Studioを使って仕事がすごく楽になったとか、このプロダクトに大きな可能性を感じるといった方だと楽しんで働けるはずです。それから、自分が担当している分野以外の技術も勉強するような習慣がついている方は、ぜひ私たちの開発組織に加わってほしいです。

──これから入社する方へのメッセージをお願いします。

少しでも気になったら気軽に面談に応募してください。私は最初に面談のお話をもらった頃「自分のスキルで、本当に活躍できるんだろうか」と不安に思っていました。でも、そんな私でも周りの方々に助けてもらいつつ、こうしてがんばれています。ぜひ、一緒に働いてStudioを良いプロダクトにしていきましょう。

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